自然素材による家づくり
私たちは長年、住宅の質の向上に取り組んできました。
現在の住宅は、F☆☆☆☆☆であることを言い訳にして、接着剤で固めた合板を多用しています。
これを正しい家づくりと言えるでしょうか?
そこで私たちがたどり着いたのが、無垢材を中心とした自然素材による家づくりです。
現在一般的に普及している集成材や合板は、湿気を含むと劣化してしまう素材です。
一方無垢材は、湿気に強く丈夫な素材で、時とともに味わいを深めていく材料です。
無垢材は床材だけでなく、構造材、下地材、造作材、建具、内装材にも使われます。
また、無垢材を中心とした自然素材で建てた家は、化学物質の発散がなく、『シックハウス対策』にもつながります。
国の基準でホルムアルデヒドの発散建材の使用制限が設けられ、その最上位規格を示すF☆☆☆☆☆であってもホルムアルデヒドの発散量は、0.12㎎/l以下であり、0ではありません。またこれは、住宅においてしばしば発生する化学物質の一つに過ぎません。
厚生労働省は、室内空気中化学物質の13種類に濃度指針を示しています。
これらの化学物質の発散を極限まで抑える方法は、合板を使わない自然素材で家を建てることしかないのではないでしょうか?
このように、住む人の健康にやさしく、しかも丈夫で長持ちする家づくりを一緒にしませんか?
住宅セミナーの二日目の講座、【環境に優しい無垢材の家の作り方】では、実際に下記サンプルをご覧に入れながら、詳細を説明させていただきます。
日本の風土に合った国産材の構造材が最適です。
標準仕様:土台は青森ヒバ、柱は桧
 
最も湿気がこもりやすい場所ですので、ここは合板ではなく無垢材が最適です。
標準仕様:屋根は田村杉 12㎜、床は田村杉 30㎜
複層フローリングが主流ですが、経年劣化素材なので単板がはがれたり、変色したりすることがあります。無垢床材は時間とともに味わいを増していくだけでなく、足触りもよく快適です。
標準仕様:無垢 フローリング(カバザクラ、チーク、栗など)
 
ベニアにシート貼が主流ですが、無垢の建具は丈夫で質感もとても良いです。
標準仕様:無垢自然塗装(ポプラ・ホワイトアッシュ・桧・杉など)
窓枠、建具枠、幅木なども長く使用するために、無垢材とします。
標準仕様:無垢自然塗装(ポプラ・ホワイトアッシュ・桧・杉など)
 
ビニールクロスには通気性や調湿性がありません。また、年数が経つと黄ばんできたり、はがれたりします。調湿性や脱臭効果のある珪藻土などの塗り壁や無垢材貼りを採用します。
標準仕様:無垢自然塗装(ポプラ・ホワイトアッシュ・桧・杉など)
ほとんどがベニアに木目シートを印刷したシート貼りです。杉板を貼り、竿縁で押える竿縁天井とします。
標準仕様:杉板貼り
 
押入は湿気がこもりやすい場所です。調湿性の高い桐板を貼ることにより改善ができます。
標準仕様:桐板貼

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