コンストラクション・マネジメント
日本では、設計から施工を工務店やハウスメーカーなどが一括して行う、一括請負方式が一般的です。
元請会社から下請け・孫請けと工事が流れるたびに利益が上乗せさせられるため、過剰な利益の原因になっています。
資金の使われ方も非常に不透明なため、お客様の求める透明性も質の向上も結果として実現することができなくなってしまいます。
一方、私たちが採用しているコンストラクションマネージメント手法(以下CM手法)は、アメリカで一般的に普及している手法です。
これは施主様が専門業者、職人、資材業者と直接契約して工事を進め、施主の代理人として、コンストラクションマネージャーが管理する方法です。
マネージャーはお客様のために設計監理者と協力し、専門業者や職人はお客様を身近に感じながらお客様のために家づくりをすることができます。
その結果、この手法を採用した建物の精度は高く、例外なくお客様にご満足いただけるのです。
参考までにCM手法のメリットとデメリットをまとめました。工事プロセス写真も一緒にご覧ください。
CM手法のメリット

1.技術レベルが高く、経験豊富な大工をはじめとする職人、専門業者で構成しているため、丁寧に施工された建物は、間違いなく精度の高い建物となる。

2.職人や専門業者は施主様と直接契約するので、元請や下請会社を気にすることなく、施主様の意向のみを意識して施工することができる。

3.施主様と設計監理者、マネージャー、職人、専門業者の間に妥協のない良好なコミュニケーションが築き上げられる。

4.建築コストは出来高精算となり、実際にかかった金額で精算するため、各工事ごとのコストが明確になる。

5.施主様は工事プロセスの全てを見ることができるため、安心感を得ることができる。

6.施主様と職人や専門業者との関係がすでに構築されているので、将来メンテナンス等が必要になった際に、スムーズな対応ができる。

CM手法のデメリット

1.施主様が家づくりに関わることが基本のため、全てをお任せしたい方や現場に足を運べない方にはそぐわない場合もある。

2.個々での支払いとなるため、支払いの手間が増える。通常の請負契約であれば4~5回の支払いが、20回近くに分けての支払いとなる。

3.大工のスケジュールに合わせて工事をするため,着工時期を調整していただく場合がある。

工事プロセス
画像をクリックすると拡大します。

基 礎 配 筋

基 礎

屋 根 葺 完 了

上 棟 式

柱は桧です。 施主様、施工者、設計者 みんな楽しそうです。 ※写真にぼかし処理をしています。

屋 根 断 熱 材

外張り断熱 ・ 外壁通気

ポイント:気密テープを貼る前に、断熱材が隙間なく施工されていることを確認しています。

無 垢 階 段

無垢床材:杉・無垢建具

無 垢 造 作

陶 器 瓦

壁・天井ともに桐板です。

無 垢 床 材 : チーク

無 垢 床 材 : カ バ 桜

無垢床材:栗・無垢造作

和 室

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