適正価格を追求するために
お客様にとっての適正価格とは何でしょうか?
利益や経費を差し引いて、実際に現場に投下される価格が適正であることで、これを私たちは適正な『現場投下率』と言います。
この現場投下率は、住宅メーカーで60%前半、工務店で70%前半と想定されます。
住宅メーカーは割高ですが、広告費、展示場経費、人件費等、間接経費が大幅にかかる仕組みのため、ある意味仕方ありません。
しかし、間接経費がかからない工務店では、最低でも5%(理想は10%)現場投下率を上げることは可能でしょう。
そこで、私たちは現場投下率を80%を目標に設定し、自然素材の高品質な家づくりを適正価格で提供するために、徹底的に追求しました。
そして、以下のことを実践しました。

経費・設計監理料の逆算と見直し

現場投下率80%を目標にしても経営が成り立つ施工経費、資材経費、設計監理料を逆算しました。
設計監理料は10%から15%が一般ですが、
2,000万円までは9%
2,000万円を超えた1,000万円に対して8%
3,000万円を超えた1,000万円に対しては7%
4,000万円以上の部分に対して6%としました。
4,000万円の建物ですと税抜きで330万円で8.25%となります。

適正数量の追求

透明性のある適正価格を追及しました。その原価を公開し、そこに施工の利益と経費として、
2,000万円までは15%
2,000万円を超えた1,000万円に対しては14%
3,000万円以上は13%としました。

価格の透明性

建築業界では一般的に材料のリスクやロスを最初から加味し、5%から10%程度の数量を余分に発注することが行われてきました。
適正価格だけでなく、適正数量も追求するために、私たちは現場管理者と一緒に適正数量を算出し、施工者に伝えるようにしました。

直接仕入れ

無垢資材は製造工場への直接発注し、キッチンなどの住宅設備機器はメーカー代理店から直接仕入れて、 中間マージンを削除してコストダウンを実現しました。
ちなみに、カバサクラ無垢フローリングは、15,500円/坪(配送料別途)で提供しています。
その他、無垢建具、無垢造作材等も提供させていただくことが可能です。
正しい家づくり研究会で直接仕入れる資材については、15%の経費をいただくことにしました。
^