【正しい情報を受け取れているでしょうか？】
【供給される家の質は高いのでしょうか？】
【提示された金額は適正価格と言えるのでしょうか？】
【丁寧な設計提案、丁寧な施工が行われているのでしょうか？】

供給者側からの情報のほとんどは、売るための情報に過ぎません。
家の質が低く、決して適正価格とは言えない家を、あたかも質が高く適正価格であるかのように説明しています。
そのためには家に使用する材料を不透明にせざるを得ません。
結果として、見積書すら開示できず、これでは、説明責任が果たされているとは言えません。
家は他の商品と違い、実際に手にとって目で見て確認することができないため、 情報開示もなく、十分な説明も果たされていないことは大きな問題なのです。

家の質が高いなら、わずか30年前後で取り壊されることはないはずです。
蒸れて劣化する合板などを大量に使用した家の寿命は長いとは考えられません。
家の寿命を伸ばすには、劣化する素材(集成材、合板、石油製品等)を家から徹底的に排除し、経年で味わいを 深める無垢材を中心にした家づくりをする。このことのみが、家の長命化、シックハウス対策の唯一の方法と考えます。

設計図や見積書は詳細な内容まで記載されているでしょうか。適正価格を提示するには最低限必要になる書類です。
しかし，利益を確保するためにはこれらを不透明にせざるを得ません。
適正価格とは、ローコストを目指すのでなく、透明性の高い家つくりを目指すことです。
間接経費を排除し、徹底的に適正価格を追及した上で、原価を公開することではないでしょうか。

利益確保前提の供給体制は、効率を図ることとなり、設計・施工に丁寧さを欠くこととなります。
設計においてはお客様に寄り添い丁寧に時間を掛けて説明し、施工においては適切で丁寧な施工であることが重要なのです。

施主としては、ご自身の価値観に基づき、こだわりを持ち、妥協しない姿勢で臨むことが大切です。
そのためには、的確に判断するための【正しい情報】と【家の基礎知識】がどうしても必要なのです。

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